ニンニク栽培の方法を紹介
最近「ニンニク」の栽培が注目されているのをご存知ですか?ニンニクなんてスーパーなどで簡単に買えるから、わざわざ自宅で栽培までするのは面倒・・・なんてお考えになった方もいらっしゃると思います。おわかりの方もたくさんいらっしゃると思いますが、ニンニクには素晴らしい効能があります。
ニンニクに含まれているアリシンとスコルジニンの働きによって、疲労回復や食欲不振を改善してくれます。アリシンとは殺菌力があり、新陳代謝を促進する働きがあり、スコルジニンには強壮強精力があり、お料理に使用した際の香りによって食欲を刺激する働きがあります。例えば喉の炎症を引き起こした風邪の際に、ニンニクを食べることによって、アリシンの殺菌力によって炎症の原因を抑え、そしてスコルジニンの働きで呼吸がラクになり、体力の回復が早くなると言われています。そのため昔から結核の治療には、ニンニクが使用されていたそうです。
それだけではなく、冷え性・不眠症・かっけ・神経痛・筋肉痛・動脈硬化の予防・高血圧の予防・解毒作用・寄生虫駆除の効能などもあります。それらの効能からも、最近ではニンニクエキスの健康食品がたくさん販売されるようになりました。そしてニンニクは、加熱しても薬効作用が変わらない特徴があります。
ですので是非ともお食事へ取り入れて、健康促進のために利用して頂きたいと思います。そのためには手軽に取り入れられるように、自宅で家庭菜園の1つとしてニンニクを栽培してみてはいかがですか。それによってニンニクを丸ごと大活用できるようになり、更に健康にも効果を発揮することでしょう。
また家庭菜園の楽しみの1つに収穫があります。成長していく過程を毎日楽しみながらお世話をして、そして成長した野菜などを収穫すると楽しいでしょう。家庭菜園も健康だけではなく、精神衛生上にも非常に良い効果があると言われています。またお子さんがいらっしゃるご家庭では情操教育にも良いのではないでしょうか。現代の子供達は、スーパーで並べられている野菜や切り身のお魚しか知らず、どうやって実がなるのか、本来のお魚の姿を全く知らないまま成長しているお子さんもたくさんいらっしゃいますので、是非家族でニンニクを育てて、健康家族を目指してみませんか。
ニンニクを家庭で栽培するにはどうしたら良いのでしょうか。例えば、鉢植えで育てるのか、プランターで育てられるのか、様々な疑問が湧いてくると思います。まずニンニクはスーパーで売っている根だけではなく、ニンニクの芽や葉にも栄養がたくさんありますので、ニンニク全て活用する事を、家庭で栽培する第一の目標にされると良いでしょう。ではニンニクを育てるにもいろいろな品種があります。どの品種のニンニクを育てるのか決めるのが1番最初の作業になります。どのような品種があるのかと言いますと、14時間以上日光に当てることで根が大きくなる「寒冷系」と言われる「福地ホワイト」・「八幡平」、そして13時間以下日光に当てることで根が大きくなる「暖地系」と言われる「壱州早生」・「上海早生」・「山東」などがあります。 また最近では無臭ニンニクもたくさんありますが、その匂いの原因は、ニンニクに含まれる元々は無臭である「アイリン」と言う成分が、空気中で酸素に触れることによって「アリナーゼ」と言う酵素の働きによって「アリシン」に変化することによって発生するのです。その「アイリン」の含有量を減らすことで無臭ニンニクに改良しています。それらには「大粒無臭ニンニク」・「ジャンボニンニク」と言われる種類があります。その他には「行者ニンニク」と言われるものもあります。「行者ニンニク」とは、山にこもる行者が食べたことから名づけられたそうですが、5〜7年と非常に生育に時間が必要になり、また葉から非常に強いニンニク臭を放つため、あまり家庭での栽培には向かないかもしれません。
そして前述でご紹介した「福地ホワイト」にも、「ホワイト六片」・「ホワイト六方種」とまたあり、これらはニンニク産地の青森でも非常に有名であり、また青森の田子町での「ホワイト六方種」の生産量は日本でもトップです。また「ホワイト六片」が改良されて無臭になった「マイルド・ニンニク」と言う品種もあります。国産のニンニクだけでもたくさんありますが、まずは匂いを楽しむのか、もしくは無臭で匂いを避けるのか、そこから入っていくとスムーズに選べるかもしれませんね。
ご自分のお気に入りの品種のニンニクは決まりましたか。品種が決まったら、いざ栽培の準備をしましょう。ではまずニンニクの植える時期になりますが、ニンニクは秋に植え付けをします。そして春に収穫ができます。植え付けの目安は9月中旬になります。
植え付けのために、ニンニクにとって最高の環境を与えて、美味しいニンニクを食べるために、まずは土作りをしなければいけません。これはニンニクに限らず、食物を栽培する際に最も重要なことです。ニンニクはアルカリ性の土を大変好みます。そして有機栽培で育てる場合には、堆肥を作るのが重要なポイントになってきます。しかし家庭で栽培するのであれば、ホームセンターや園芸店で売っている市販の有機培養土がありますので、それを野菜用の土へ混ぜて代用しても問題はありません。
そして育てる場所になりますが、家庭であれば畑ではなくてもベランダでプランターによって手軽に栽培できます。植え付けの前にまず、プランターへ買ってきた有機培養土を混ぜた土を平らに入れます。そして芽を上にした状態で7〜8cm間隔に並べます。深さは3〜5cmを目安にして下さい。この際に芽が垂直になるようにしてやるのがポイントです。そして上から軽く土をかぶせてやり、お水をたっぷりと与えます。
暫くすると芽がたくさん出てくると思いますが、小さい芽を摘み取って間引きしてやります。間引きすることにより根が大きく育ちます。これは大きなニンニクを育てるための重要なポイントになります。それだけではなく間引きした芽や茎も食べれますので、是非美味しく頂いて下さいね。そして11月下旬と2月下旬を目安に、プランターであれば5〜6gの化成肥料を追加します。もしくは薄めた液体肥料を7〜10日の間隔で与えても大丈夫です。
そうこうしているうち収穫の時期を迎えます。収穫の時期は早いものですと4月中旬、遅くとも5月中旬になります。あまり収穫を遅らせてしまうと、結球しているニンニクが割れてしまいますので注意して下さい。目安としては葉の下のほうが黄色くなってきたら収穫の目印です。お天気の良い日を選んで株ごと抜きましょう。ニンニク栽培の注意点としては、「ベト病」・「灰かび病」・「黒斑病」などがありますので、こまめに除草してやり、トウ立ちしたら早めに摘み取ることです。余談ですが、ご家庭で芽が出て使えなくなったニンニクはありませんか。その場合はプランターへ植えてやると美味しいニンニク葉が楽しめますよ。
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